絶対

世の中には絶対悪とか絶対善は存在しないと考えています。
さらに発展して、絶対に正しい意見、絶対に正しい考えもないと考えています。

1つの物事に対する見方は多数あるはずです。

ただ、全員が多角的なものの見方をすべきとは考えていません。
そんな器用な考え方が出来る人は極々少数でしょうし、そのような能力は世に求められてはいません。

各人が各人なりに意見、考えを持つのはごく自然であり、そうあるべきです。

問題は、そのように別の意見、考えを持つ2人なり3人なりが意見をぶつけ合う時です。
このような議論の時は、全員が多角的なものの見方をしようと努力しつつ意見を言うべきです。
相手の主張にも理はあるでしょうし、自分の主張にも理があるはずと考えるのです。
お互いを尊重しあう心を持ち続ける限り、議論は前進し、お互いの「人間としての器」をより大きく出来ます。

これができないと、不毛な時間を過ごすだけとなります。
お互いが相手の意見を聞かないのならば、自分の主張をするだけ労力の無駄です。

我々はお隣の国ときちんと議論が出来るのか。
我々にお隣を理解しようという気構えがあるのか。

ちょっと、冷静になって考えておく時期かと思います。